時代とともに変化する社会の大きな流れを読み解き次の時代を生きる価値観を模索するため、科学の最前線で話題になっているテーマを特集し、複数の専門家にインタビューした記事で構成し、年3回発行しております。一般の書店において1部につき定価880円(本体800円)で販売しております。
※各号のタイトルをクリックすると、「談」編集長のブログ内紹介ページを確認できます。
・100号 記念選集 

『談』は、1973年の創刊以降、「変化する時代の社会の大きな流れを読み解き、次の時代に生きる価値観を模索する」ため、人間の嗜好、人間の欲求、人間の価値観の変化について100号にわたり語りあってきました。本選集では全100号の中から、誰もが経験したことのない大転換期に直面している現在だからこそ、あらためて読み返したい40本の対談・鼎談・インタビューを収録しています。
B5判並製 620ページ/定価2,420円(本体2,200円)
◇ 2016年度一覧
・108号 特集「おいしいってなに? …ひとは食をどう表現してきたか」 

伏木 亨(龍谷大学教授)
……コク、この表現ならざるもの
阿古真理(ノンフィクションライター、生活史研究家)
……記憶のなかの家庭料理…思い出としての〈美味しさ〉
和田有史(農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所 食認知科学ユニット 心理・行動科学グループ 主任研究員)
……〈見る〉が生み出す味わいの世界…こころと食の認知科学
・107号 特集「老い衰えゆくからだ……話す・動くから考える」 

細馬宏通(滋賀県立大学人間文化学部教授)
……ゆるみ、反発、一時停止…介護のなかにからだを見つける
六車由実(デイサービス施設「すまいるほーむ」管理者・生活相談員)
……表現としての聞き書き…介護を切り拓く
天田城介(中央大学文学部社会学専攻教授)
……どっちつかずの人たち…〈老い衰えゆくこと〉から社会を見る
・106号 特集「人と動物……動物は動物なのか」 

藤田和生(京都大学大学院文学研究科心理学研究室教授)
……動物は、自分のことをどう思っているか……比較認知科学から考える
山口未花子(岐阜大学地域科学部助教)
……動物という贈り物……感謝・愛着・リスペクト
金森 修(東京大学大学院教育学研究科教授)
……動物哲学から動物の哲学へ……動物霊魂の周辺