時代とともに変化する社会の大きな流れを読み解き次の時代を生きる価値観を模索するため、科学の最前線で話題になっているテーマを特集し、複数の専門家にインタビューした記事で構成し、年3回発行しております。一般の書店において1部につき定価880円(本体800円)で販売しております。
※各号のタイトルをクリックすると、「談」編集長のブログ内紹介ページを確認できます。
・100号 記念選集 

『談』は、1973年の創刊以降、「変化する時代の社会の大きな流れを読み解き、次の時代に生きる価値観を模索する」ため、人間の嗜好、人間の欲求、人間の価値観の変化について100号にわたり語りあってきました。本選集では全100号の中から、誰もが経験したことのない大転換期に直面している現在だからこそ、あらためて読み返したい40本の対談・鼎談・インタビューを収録しています。
B5判並製 620ページ/定価2,420円(本体2,200円)
◇ 2019年度一覧
・117号 特集「因果論の戯れ」 

松浦壮(慶應義塾大学商学部・自然科学研究科教育センター教授)…時間は巨大な構造物の一部にすぎない…最新物理学から「時」の正体に迫る
吉田伸夫(サイエンスライター)…なぜ、<時の流れは存在しない>に至ったか…解題『時間は存在しない』
大澤真幸…量子力学が暗示する<無知の神>…時間と社会
・116号 特集「ゼロ度の隔たり……ガラス・イメージ論」 

福尾匠(横浜国立大学博士後期課程/日本学術振興会特別研究員(DC1))
……<たんに見る>ことがなぜ難しいのか
藤田一郎(大阪大学大学院生命機能研究科および脳情報通信研究センター教授)
……見えるものと見えないものの対話
越智啓太(法政大学文学部心理学科教授)
……見られた記憶は本物なのか
・115号 特集「新虚実皮膜論……アウラの消滅/再生」 

千葉雅也(立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授)
……虚/実の交錯…相対主義への内在
久保昭博(関西学院大学文学部文学言語学科教授)
……フィクション、現実を宙づりにする
石田英敬(元東京大学大学院総合文化研究科教授)
……亡霊としてのメディア…模倣と感染