時代とともに変化する社会の大きな流れを読み解き次の時代を生きる価値観を模索するため、科学の最前線で話題になっているテーマを特集し、複数の専門家にインタビューした記事で構成し、年3回発行しております。一般の書店において1部につき定価880円(本体800円)で販売しております。
※各号のタイトルをクリックすると、「談」編集長のブログ内紹介ページを確認できます。
・100号 記念選集 

『談』は、1973年の創刊以降、「変化する時代の社会の大きな流れを読み解き、次の時代に生きる価値観を模索する」ため、人間の嗜好、人間の欲求、人間の価値観の変化について100号にわたり語りあってきました。本選集では全100号の中から、誰もが経験したことのない大転換期に直面している現在だからこそ、あらためて読み返したい40本の対談・鼎談・インタビューを収録しています。
B5判並製 620ページ/定価2,420円(本体2,200円)
◇ 2020年度一覧
・120号 特集「無償の贈与……人間主義からの脱却」 

平川克美(隣町珈琲店主、実業家、文筆業)…私たちの内部には贈与のモラルが隠れている…楕円構造の二つの焦点
岩野卓司(明治大学大学院教養デザイン研究科長・教授)…私たちは決して贈与から逃れることはできない…「与えの現象学」が示すもの
山田広昭(東京大学大学院総合文化研究科教授)…贈与のモラル…互酬性の原理とアナキズムの可能性
・119号 特集「人新世と未来の自然学」 

篠原雅武(京都大学総合生存学館(思修館)特定准教授)…脆さと定まらなさ、自己・他者・ものたちのある場所
林竜馬(滋賀県立琵琶湖博物館研究部主任学芸員)…人新世と10万年スケールの森の歴史
斎藤幸平(大阪市立大学大学院経済学研究科准教授)…人新世と脱成長コミュニズム
・118号 特集「成熟の年齢」 

内田樹(神戸女学院大学名誉教授)…〈困難な成熟〉を超えて…市民的成熟を達成するために今できること
長谷川眞理子(総合研究大学院大学学長)…ヒトの成熟…「共感」から考える
奥野克巳(立教大学異文化コミュニケーション学部異文化コミュニケーション学科教授)…人間の〈外から〉「成熟を生きる」を見つめる…マルチスピーシーズ民族誌/人類学の射程